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ギャッベのデザイン

当社の扱う、高品質なギャッベは、ファーハディアンブランド。

ギャッベのデザインも、仕上がりも、毛並みも本当に高品質。
「ギャッベ界のメルセデスを目指している」ブランドだけあり、どのギャッベも素晴らしいです。

ギャッベの魅力は何と言っても、そのカラーとデザインです。
札幌ファニシングTERRA ファーハディアンギャッベ
COLOR・・・生命の循環を色に現す
  赤色や黄色・・・太陽の色
  青・・・オアシス・水・空の色
  黄色・・・豊穣の景色
  緑色・・・春や夏に生い茂る草原の恵み
Naturalギャッベ・・・羊そのものの毛色を利用し模様が織られる
ファーハディアン ナチュラルギャッベ
  
イランの自然や遊牧民族の願いが込められたモチーフ(柄・デザイン)も、ギャッベの魅力。

◆生活の中で生まれた形
・ジグザグのライン:水の流れを表す。
  縦は川、横は湖や沼を表している。

・ケルマック(Sが横になった形):小さい虫を意味し、邪悪なものが入ってこないようにする魔除け。

・X形モチーフ:未来が永遠に続く。家族の幸せ、健康が永遠に続いてほしいという願いがこもっている。

・V形モチーフ:矢尻を表す。力強いもののシンボル。
  矢の跳ぶ先にある期待や憧れの気持ちを表す。

・四角:水がわき上がる井戸や水場を意味する。
  遊牧生活では水の確保が一番大切で、井戸は彼らの命綱。

・ひし形:古いギャッベに良く見られる。
  部族によって配置が異なり、自分が何者であるかのアイデンティティーの模様。

◆自然のもの
・羊・ヤギ:遊牧民にとって家畜は財産。
  お金に不自由しない生活が続くようにという願いが込められている。

・ラクダ:1980年ごろまではラクダは移動の手段だった。
  たくさん飼っていることは成功のあかし。

・鳥:生命の樹と込み合わせることが多く、神からの使者といわれる。
  また、クジャクはイランでは初期の王の象徴でもある。

・ライオン:王様の象徴。深い知恵と豊かな財力、強靭な肉体と大きな権力を持つ。
  憧れ、魔除けの意味もある。

・花:春の訪れ、カシュガイ族の好きなモチーフ。

・人:子孫繁栄、豊穣を意味する。
  人間にとどまらず、春の羊の出産もたくさんであってほしいとの願いも込められている。

・オオカミ:花模様のような脚の肉球、ギザギザの牙などがある。
  害をなす悪い生き物からの防御の意味で織りこまれる。

・木・生命の樹:木の下は聖地や楽園を意味し、動物たちは清められ、また祝福されることを意味している。

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TERRAでは、実際のギャッベで、モチーフの持つ意味をご紹介しています♪
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ぜひ、実際にご覧いただき、その楽しさ、美しさを感じてみてください。

ファーハディアンは、品質管理や優れたデザインのギャッベのために
織工に機・糸・デザインを提供していますが、
細かい部分などは、さまざまな、色、モチーフの組み合わせは織工さんの即興・アレンジで織られ
ギャッベは、2枚と同じものがなく、まるでアート。

ぜひ、係員に声をおかけください。
厚手の敷物ギャッベは、重さがあるので積み上げられたギャッベをめくり、
下の一枚一枚までご覧入れますよ。

あなたの気に入る一枚が、きっとあります!

FARHADIAN ファーハディアン様の資料を参考にさせていただいております。

ペルシャ絨毯クオリティーのギャッベ1

TERRAショールームでは、ギャッベという手織り絨毯が人気です。

ギャッベとはイラン・ファールス絨毯の一種で、目が粗く毛足を長く織る絨毯です。
「ファールス州での織カーペットの伝統的な技術」は、
2010年のユネスコ世界無形文化遺産にも認定されています。

ギャッベは、今までもご紹介してきましたが、
[色を味わう、柄を愛でる]
[インテリア通に、朗報!]
[動物の歩く風景~絨毯より~]
[カーペットの仕入れ]
「荒い」という意味の、イランの自然をモチーフにした独特の模様とカラーが魅力の手織り絨毯です。
ペルシャ地方の、遊牧民族が羊を放牧し、
その羊の毛を草木染めし、(染めないものは羊毛の独自のカラーを活かしナチュラルギャッベとして織り上げます。)
絵を描くように、自由な柄で織り上げていく
大きさも、模様も、一枚一枚が違うアートのような絨毯です。

その中でも、当社の仕入れるギャッベは、
「ファーハディアン」というブランドのギャッベです。
ファーハディアンのギャッベ 札幌ファニシングTERRAショールーム

FARHADIANブランドの特徴は、[プレミアムギャッベ]ペルシャ絨毯クオリティー仕上げ!
FARHADIANの精神は
   伝統を未来につなげていくために・・・
   一枚のGABBEHを作るには、たくさんの人が携わっている。
   その人たちの生活を守り、織の技術、文化を継承するために優れた品質にこだわり続ける。

【GABBEHのメルセデスを目指す】事をコンセプトに、徹底した品質管理・自社工場での丁寧な仕上げ(99年に工場設立)を実施しており、上質なギャッベだけを商品として扱い、商品価値を高めています。

そのために
 上質な素材を使用する(イラン南部で育てられた山岳羊毛)
 ギャベらしくバランスの良いデザインを織工に提供する
 織段階でもチェックを行う
 洗い時に消毒を行う
 形を整える(長方形にトリミング)
 房を美しく織り直す

織産地・織密度によって規格・価格が分けられている
 LORIBAFT ATASH・・・最高級ギャッベ
 KASHKULI・・・中間クオリティー
 NOMAD・・・従来のギャッベクオリティー

などの、品質管理をしっかりと行うことでも、良いギャッベを世界に流通させ品質を保つことを追及しているブランドです。

ファーハディアンのギャッベは、羊毛からこだわっています。

イランの羊は、直毛で毛に脂質が多いのが特徴ですが、
イラン南西部に位置するザクロス山脈で放牧されている羊の毛は、日中と夜との寒暖差が大きい時では40度ほどある地域で飼育されるため、特に脂質が多いのが特徴です。

また、直毛なので、糸として撚った時に縮みにくく、しっかりとそろった毛ができあがります。
それにより独特のしっとりとした質感を得られます。

また、放熱・保温を行いやすい毛質であり絨毯の素材として優れており、その丈夫さが特徴として挙げられます。
FARHADIANでは、その中でも最上級の品質の羊毛のみを使用しています。
羊毛
羊にはアイボリー・グレー・ブラックなど様々な毛色のものがおり、
ナチュラルカラーのものは、その色差を利用して模様が織られています。

紡績された羊毛からでた糸は、天然染料を用い伝統的な方法で染められます。
しっかり染めるため24時間大きな窯で煮続けます。
こちらも、社員を派遣し、しっかりと品質管理を行っています。

主に使用されるのは5種類の染料で、配合は企業秘密!
 ケレンデ・インディゴ(青)
 アカネ(赤)
 ザクロの皮や雑草(黄)
 クルミの唐や木の皮(茶)
 ジャシール(緑)
ギャッベ 草木染材料

シラーズの広範囲に点在しているカシュガイ族やロリ族などの女性たち
8000人もの職工がいますが、各職工を定期的に訪問し品質をチェックしているそうです。
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織り上げられた絨毯は、テヘランの工場に集められ、ファーハディアン氏自らが検品。
不良品は、バザールで処分され、認められたものしか世界の市場には出されません。

丹念に洗いをかけ、シャーリング(刈込)を行います。
形をしっかりと調え、房をきれいに織りなおします。
ギャッベ 房の織り直し

ギャッベができるまでは、こちらで詳しくご紹介しています。
[ギャッベができるまで]

FARHADIAN ファーハディアン様の資料を参考にさせていただいております。