今年は、例年より4倍も雪が多いとか!
ホワイトホワイトクリスマスですね!
TERRAより皆様へ・・・Merry☆Christmas!
TERRAの営業は、年内27日までです。
皆様のご来店をお待ちしております。
ADコアデザイナー瀬戸昇氏の提案する現代・現在のモダンデザイン
「A-mode」2013 Collection発表を兼ね、
ADコアスタッフさんがTERRAにお越しくださいました。
新カタログを見ながら、新作説明をうけるファニシングスタッフ。
直接メーカーさんから、商品の説明を受ける事ができるのは、
大変ありがたいことです。
A-modeは、アメリカのLAのモダン建築にインスパイアされて
イメージされたコレクション。
シンプルかつ、素材や使い心地にこだわるブランド。
今回の2013モデルは、新たにカリフォルニアスタイルのリラックス感を
デザインに加えたとか。
単なる楕円のテーブルではなく、
この形の中には4つの楕円が組み込まれています。
それによる、少しの膨らみをお感じいただけますか?
優しさの中に、短辺に座っていただく方の使い勝手も向上していますね。
チェアの3次曲面がやさしく背中を支えてくれそうです。
ダイニングセットながらも、くつろぎの時間をゆったりと過ごせるよう
ソファのような座り心地にもこだわりました。
ちょっと低め設計の、リビングダイニング。
うづくり※仕様の無垢天板は、素材感を最大限に生かしています。
※うづくりとは:浮造り(うづくり)って?
チェアの大きい座面は、まるで座布団のよう。
サイドチェアの上では、あぐらをかいてくつろげますね。
懐かしさをかんじさせるフォルムのソファ。
背クッションの高さはハイタイプ、ロータイプがあり
ロータイプにヘッドレストを並べると、さらにハイタイプサイズになります。
背の大きな人も、頭をゆっくりともたれさせて、お休みいただけます。
カウチもご用意しています。
今回のコレクションで感じた事は、ナチュラルな素材感。
使い心地はもちろん、
テーブルに採用されている
ホワイトアッシュに、ウォールナット、チークの
表情豊かな材質感を楽しめそうです。
【皮】から【革】へ
その工程で生まれる、革の種類。
皮の質、そして銀の有無、
塗装の種類や塗る厚さで、革の見た目、手触りも変わってきます。
お手ごろ価格で、一見キレイに見える革、銀の取られたコレクテットレザーと
銀の残された銀付きレザーでは
長く使ううちに、大きく差が出るといいます。
皮の表面に厚く塗装され、型押しされたコレクテットレザーは
始めは、目も揃って傷も無く、上等に見えるかもしれません。
しかし、丈夫な銀を失い、厚い塗膜で覆われた表面は、使っているうちに
皮と塗装との間で、状態にずれがおきて、塗装膜が剥離する場合があります。
皮本来の素材感を残した革は、
ナチュラルマークと呼ばれる、生きている時にできたシワやスレ
キズや血管のあとなどが見られる場合があります。
しかし、それが皮本来の姿であり、味でもあります。
そして、しなやかな手触り、優れた吸放湿性。
革張りソファをお選びになる際、その革がいったいどんな革なのか
ぜひ、触れて、確かめてみてくださいね。
そして、お気に入りの革と、よいお付き合いをしていきたいものです。
これは、一方的にコレクテットレザーなどを非難するものではありません。
価格も、お手入れ方法も、耐久年数もそれぞれですので
ライフスタイルにあった革をお選びいただきたい、そう思うところと
革ができるまでの工程や、生まれる価格の差のわけを知っていただきたく
掲載いたしました。
今回、革ができるまでを詳しくご説明くださいましたタンナーさんには
心よりお礼申し上げます。
これまで、皮が革へと加工される過程を紹介してきました。
さて、各工程に、数種類の方法があるのもご紹介しましたが
何より、価格の差が生まれる原因となる、
【革の違い】について迫っていきましょうか。
革張りソファに用いられる革で、多く流通しているものに
【コレクテッドレザー】があります。
これは、皮の表面をサンドペーパーで削ってしまい、
顔料で塗装して、その上から、皮の型押しを施しているものです。
皮の表面の事を、Grain(グレイン)といい、
日本ではその部分を銀面とも言います。
グレインをギンと聞き間違え、
ギン=銀の面 銀面と言われるようになったそうです。
皮の表面 グレイン(銀面)は、丈夫な部分です。
では、なぜ銀面を削り取ってしまうのでしょう?
それは、皮の表面には、動物ですからその個体によって
キズやシワ、シミなどがあります。
よっぽど良い状態の皮でないと、良い仕上がりには見えません。
ですから、程度の低い皮は、銀面を削りとり、
コーティングになる顔料により塗装して、皮の型押しをして表面を均一化し
キレイな革にしあげるのです。キレイにお化粧された革、というわけ。
・・・しかし、こう聞くと本当に良い革とは?
やっぱり、皮の丈夫な部分、銀面は残しておきたい。
これを銀を取ってしまったコレクテットレザーに対し、【銀付きレザー】といいます。
そして、なるべく薄い塗装もしくは、染料で染めるアニリン仕上げの方が 皮の風合いや、素材感が生きていて、良いと思いませんか?
そのためには、皮の時点で差が出ますね。
キレイで状態の良い皮を薄化粧で仕上げてあげる、
そんな方法でできた革が、良い革ではないでしょうか。
もちろん、使う状況によって
特に、染料で仕上げるアニリン仕上げでは、お手入れが大変な部分もあります。
好みもありますから、いちがいにアニリンが一番!という事は言えませんが
風合いや、お手入れの事を考えつつ
アニリン仕上げ
セミアニリン仕上げ
ピグメント仕上げ・・・という視点から、革を見つめてみてください。
そして、銀面が削りとられたコレクテットレザー、
さらに安価なものでは、
銀床(皮を銀面とその下の部分に割り、銀面じゃないほうの床皮)に
フィルムを貼り付け塗装・型押ししたもの
リサイクルレザーやバイキャストレザーと呼ばれるものもあります。
中には、皮の破片を樹脂で固めて皮状にしたものもあります。
ひとまとめに【革】といっても、実に色々種類があるわけです。
さぁ、革張りソファといわれているソファに、価格の差が生まれるわけを
お分かりいただけたでしょうか。