浮造り(うづくり)って?


和風家具でも人気のあるのが、うづくり仕上げの家具。

今日は、この浮造り(うづくり)仕上げについて、ご紹介します。

木には、年輪があります。

これは、気温などの外的要因で、
木の成長の度合いが変化する事によりできる、成長輪です。

成長巾が小さく、細胞が密になっている所が、
筋のような輪に見え、かたくなっています。

逆に、成長巾が大きく、細胞密度が薄い為やわらかいのが、
成長輪と成長輪の間の部分(春目・夏目)です。

うづくりとは、コレ↓の事。

植物(主に刈萱:かるかや)の繊維を束ねた、ほうきの様なものです。

このほうきの様な、うづくりで、板をこするように磨くと
年輪の、やわらかい部分(春目や夏目)が削れ、
木目が、美しく際立つのです。

このような、仕上げ方法を、浮造りと言うんですね。

ひきしまった、木感と、優しい感触が、
なんとも、馴染みやすさを感じさせます。

TERRAでも、うづくりの家具を見る事ができます。
あなたの手で、実物を撫でてみてください。

木のあたたかい鼓動を、感じられる事とおもいます。

2009/01/27 by 札幌ファニシング TERRA staff