今日は、この浮造り(うづくり)仕上げについて、ご紹介します。
木には、年輪があります。
これは、気温などの外的要因で、
木の成長の度合いが変化する事によりできる、成長輪です。
成長巾が小さく、細胞が密になっている所が、
筋のような輪に見え、かたくなっています。
逆に、成長巾が大きく、細胞密度が薄い為やわらかいのが、
成長輪と成長輪の間の部分(春目・夏目)です。
うづくりとは、コレ↓の事。
植物(主に刈萱:かるかや)の繊維を束ねた、ほうきの様なものです。
このほうきの様な、うづくりで、板をこするように磨くと
年輪の、やわらかい部分(春目や夏目)が削れ、
木目が、美しく際立つのです。
このような、仕上げ方法を、浮造りと言うんですね。
ひきしまった、木感と、優しい感触が、
なんとも、馴染みやすさを感じさせます。
TERRAでも、うづくりの家具を見る事ができます。
あなたの手で、実物を撫でてみてください。
木のあたたかい鼓動を、感じられる事とおもいます。