さて、今日は羽田空港「アッパーデッキトーキョー」の
『ジャパニーズ・ゾーン』へ行ってみましょう。
日本人のデザイナーの椅子や
木で作られた家具などが中心の、温かみのあるゾーンです。
ひときわ目を引くのが、ごろっごろっとしたこの椅子たち。
奥の、岩をモチーフにしたのはハビエル・マリスカルの「Piedras Poltroncina」。
横綱 柏戸 の名前を用いたのが、
剣持勇氏のデザイン「S-7165SG-ST 柏戸イス」(右側の椅子)。
木の力強さが、伝わってくるようです。
左側のチューブが重なったようなイスは
アイリーン・グレイの「Bibendum」。
アールデコの流れと、上品なデザインが特徴です。
前脚を長くし、つけられた傾斜が、なんとも座り心地がよさそう。
椅子の歴史を見ると、椅子は権力の象徴だったとか。
一番背の高い椅子は・・・お父さん用でしょうか。
はたまた、お母さんの椅子でしょうか(笑)
シェーカーのロッキングチェアとラダーバックチェアです。
キッズ用がかわいらしいですね。
トーネットの曲げ木の椅子は
本当に長く愛されています。
右手前が、トーネットの「214PF」
向かい側の曲げ木の椅子は
秋田木工の「No.508-OU」
一緒にセッティングされている、アームが印象的なイス(左手前椅子)は
アメリカのミッドセンチュリー「Cherner Armchair」。
(右奥)細いスチールフレームに鮮やかなグリーンの座面
センプレデザインの「K Chair Green Seat」。
背・アーム・後ろ足が一体になったシャープなデザインです。
台形の白いテーブルは、空間にあわせて用途がひろがり
また、テーブルの形で、空間をデザインするような自由なフォルム。
この羽田空港の新プロジェクトを手がけ、デザインした
建築家 中村拓志氏デザインのテーブル「Skew Side Table」です。
あわせたチェアは「LADY P Chair」。
軽く、スタッキングも可能で、屋外でも使えるイスです。
そのほか、柳宗理の逸品「バタフライスツール」や
ウェグナーの「Yチェア」、イームズの「LCW」も
このブースで見ることができます。
先日からご紹介していますが、
この羽田空港の「UPPER DECK TOKYO」の名作イスたちには
すべて触ったり、座ったり、寝転んだり出来るところが
感動モノですよね!!
和食のお店が多い部分につくられた『ジャパニーズゾーン』。
あなたが感じるジャパンは、どの椅子から?