日別アーカイブ: 2009/02/10

布団の選び方2

こんにちは。
今日は、布団の日(^-^)/

昨日に引き続き、羽毛布団のお話をします。

●羽毛の摘み方*********************************************
 羽毛を、採取するには、通常は機械を使います。
 中には、手で摘む場合もあります。
 これを「ハンドピック」と言います。

 機械で摘むよりも、時間がかかります。
 手で摘む方が、ダウンをいためず、
 良質なダウンボールを採取できます。

以上の事から、ハンドピックは、機械摘みより
少し高価になりますね。

●羽毛の洗浄***********************************************
 羽毛は、原産国で摘まれ、洗浄されます。

 さらに、国内で洗浄された、清潔なものには
 WASHED IN JAPAN(国内洗浄羽毛使用)マークが記されます。

 中には、原産国から輸入したまま、
 充填する、粗悪品もございます。

 悪臭や、ダニの発生、カビの被害に合う場合があります。
 日本国内の洗浄マークを、確認した方がよろしいでしょう。

●ピュアオゾン加工******************************************
 羽毛は、もともとは生き物のハネ。
 羽毛には、微生物がついています。

 国内での洗浄の他に、さらに以下の加工を施します。

 オゾンを用いて、羽毛中の微生物を殺菌し、
 悪臭の主な原因である、硫化水素を分解するオゾン加工をすると
 抗菌・防カビに大変優れた効果があります。

 この加工が施されると、
 ピュアオゾン加工済みと、記されます。

●GFマーク*************************************************
 GFマークは、全日本寝具寝装品協会の厳しい審査を受け、
 布団の名称・素材・取扱い方法等、
 統一表示基準に適合した商品だけに、付けられる信頼のマークです。

●側生地と、縫製********************************************
 羽毛は、ダニがわかないように、しっかり殺菌されます。
 しかし、側生地や、縫製が悪いとダニが入り込む為、
 生地や縫製にも、注意が必要ですね。

 安価な羽毛布団の側生地の中には、
 ガワガワざわざわ…という、ノイズがあるものがあります。

 品質が良いとされているものの側生地には、
 シルクを使ったもの、
 超長綿を使ったもの、
 髪の毛の1/100ほどの細い繊維、マイクロファイバーをつかったもの
 などがあり、それらにはノイズは、ほとんどありません。

 超長綿とは、原綿の状態で、繊維の長さが35mm以上のもので、
 仕上がった生地は、なめらかで、肌触りがとてもよいのが特徴です。
 マザーグースクラスの羽毛布団に使われる事が多いです。

 しなやかな生地を用いた場合、
 布団はしっかり、身体に沿うようにフィットし、
 体温が、羽毛に伝わります。
 そうすることにより、ダウンボールの、温度調節機能が
 最大限に、生かされるのです。

 縫製後の針穴から、羽毛が飛び出たり、ダニが入り込まない為にも、
 羽毛布団には、特別な縫製方法であることも必要です。

 できれば、国内の縫製、国産品を選びたいものです。

●立体縫製**************************************************
 羽毛布団は羽毛が、偏らないように、キルト仕立てになっています。
 その、キルトは、立体縫製になっている物が多く、
 羽毛が詰められた部屋が、立体になります。
 となりどおしの、羽毛の温度が、伝わりやすくなるのです。

 また、2枚1セットになっている、
 オールシーズン用の、羽毛布団のなかには、
 2枚のキルト位置をずらしてあり、
 2枚をつけた状態で使用する、寒い冬には、
 保温効果を、最大限利用できる仕組みになっている物もあります。

明日は、TERRAオススメの
羽毛布団をご紹介しますね!