こんにちは。
先日、TERRAにタンナーさんが来社されました。
タンナーさん、とはどんなお仕事の方でしょうか?
生活の中で、靴(くつ)や鞄(カバン)に使われる素材。
私達が扱う家具の中でも、欠かせない材料、革(かわ)。
その、革とは本来は動物の皮。
これが革になるまでのお仕事をされているのが、タンナーという職業なんですね。
社員がタンナーさんから
知っているようで、知らなかった「皮」から「革」へのお話を
直接聞く機会が設けられ、とても、楽しくも、ためになる時間を過ごしました。
そこで、今回は「皮」から「革」となるまでの工程や
革でも、どうしてこんなに価格が違うのだろう・・・という疑問まで
ご紹介したいと思います。
【皮】
皮は、動物のお肉をいただいた後に残る副産物。
こちらを、いただいて革の材料としています。
タンナーさんが、
「動物のお肉をいただいたあとに、皮もいただくのです。
究極のエコ商品です。」
とおっしゃったのが、心に残ります。
【下処理】
皮を洗います。大きな大きなドラム(洗濯機のようなもの)で、
ぐるんぐるん、と洗うそうです。
そして、毛を抜きます。
【鞣し(なめし)】
防腐処理です。そして耐熱性も備えるそうです。
【染色】
下染めの段階です。水溶性の染料となめし終わった皮を
一緒にドラムにいれて染めます。
【乾燥】
しっかり干します。
【塗装】
下地の色がついている皮に、塗料で塗装していきます。
これで、皮は革となりました。
次回は、この工程の中を、こまかく見ていきましょう。
協力:来社されたタンナーさん Kawazen
Kawazen HP