タンナーというお仕事1

こんにちは。

先日、TERRAにタンナーさんが来社されました。
タンナーさん、とはどんなお仕事の方でしょうか?

生活の中で、靴(くつ)や鞄(カバン)に使われる素材。

私達が扱う家具の中でも、欠かせない材料、革(かわ)。

その、革とは本来は動物の皮。
これが革になるまでのお仕事をされているのが、タンナーという職業なんですね。

社員がタンナーさんから
知っているようで、知らなかった「皮」から「革」へのお話を
直接聞く機会が設けられ、とても、楽しくも、ためになる時間を過ごしました。

そこで、今回は「皮」から「革」となるまでの工程や
革でも、どうしてこんなに価格が違うのだろう・・・という疑問まで
ご紹介したいと思います。

【皮】 
皮は、動物のお肉をいただいた後に残る副産物。
こちらを、いただいて革の材料としています。

タンナーさんが、
  「動物のお肉をいただいたあとに、皮もいただくのです。
                                                                 究極のエコ商品です。」
とおっしゃったのが、心に残ります。

【下処理】
皮を洗います。大きな大きなドラム(洗濯機のようなもの)で、
ぐるんぐるん、と洗うそうです。

そして、毛を抜きます。

【鞣し(なめし)】
防腐処理です。そして耐熱性も備えるそうです。

【染色】
下染めの段階です。水溶性の染料となめし終わった皮を
一緒にドラムにいれて染めます。

【乾燥】
しっかり干します。

【塗装】
下地の色がついている皮に、塗料で塗装していきます。

これで、皮は革となりました。

次回は、この工程の中を、こまかく見ていきましょう。

協力:来社されたタンナーさん Kawazen
Kawazen HP

2012/12/03 by 札幌ファニシング TERRA staff