一枚板展 ~代表的な一枚板の樹種~

先週から特別展示しています「一枚板 逸品展」
一枚板 逸品展

木の表情は一枚一枚違うところが魅力のひとつ。
展示品以外に

       こんな樹種で、このくらいのサイズが欲しい

そんな、ご要望もぜひお寄せくださいね。

ここで、一枚板の楽しみ方を少しご紹介します。
一枚板 代表的な樹種

■ブラックウォールナット
世界3大銘木のひとつで、現在日本でもっとも人気がある材料といっても過言ではありません。
産地は主に、アメリカ東部やカナダで、心材は褐色から紫褐色で、肌目はやや粗く美しい光沢を持ちます。
材質はやや重硬で、狂いが少なく加工がしやすく家具の材料としてはとても良材です。

木目が美しい為、高級家具に利用される事が多く、非常に人気はありますが、供給量が少ないため、希少価値が高くなっています。

使うにつれ、さらに艶やかな味わい深い色に変化します。

■ニレ
樹高は25~30mに達し、北海道にも多く生育します。
「この木なんの木」のCMで有名なのもこのニレで、英名は「エルム」。

材質はやや重硬で、ねばりがあり、曲げ木にも適しており
古くは仏像彫刻や、楽器、器具などに用いられ日本の歴史と共に親しまれてきた材料です。

木目は、ほぼ通直かつ明瞭で美しい木材です。

■埋もれ木(神代-じんだい-)ニレ・タモ・クルミ・スギなど
洪水や地殻変動、風雪で倒れ、数百年地中に埋もれていた木を発掘したものです。
大規模な工事で偶然発掘される事が多かったのですが、現在は大規模な工事が少なく、特に希少価値が高くなっています。

長期間埋もれていた為、石灰など土の成分を吸収し、表面は灰色のような色に変色しています。
木の性質そのものはそれぞれの木の性質とまったく変わらず、独特な風合いは深い渋さを持ち、磨けば磨くほどにツヤが出て、美しい木目が出ます。

2013/10/30 by 札幌ファニシング TERRA staff