カテゴリー別アーカイブ: 家具のこだわり

漆塗りの世界


日本特有の工芸のなかで、
「漆」は、英語で「Japan」と呼ばれるほど、代表的な芸術の一つ。

中国から朝鮮を経て、仏教と共につたえられた漆。
その、漆は、蒔絵(まきえ)などの、日本独自の技法を生み出し
さらに、極められていきました。

特に、香川の漆芸は、高松藩主の松平家により
保護育成され、支援されて発達しました。

TERRAでは、高松に工場を持つ「モリシゲ」というメーカーの
座卓などの和家具や、リビング、ダイニング、書斎家具を展示しています。

伝統的工芸品の指定を受けている、
香川の漆塗作業工程を紹介する漆工房で作られた
数々の名品をご覧いただけます。

ぜひ、和の芸術と融合したモリシゲの世界を覗いてみてください。


モリシゲの和座卓・飾り棚はTERRA3階
応接セット、食卓セット、書斎家具、キャビネット等は
TERRA2階でご覧いただけます。

※漆塗り以外の商品もございます。

布団の選び方2

こんにちは。
今日は、布団の日(^-^)/

昨日に引き続き、羽毛布団のお話をします。

●羽毛の摘み方*********************************************
 羽毛を、採取するには、通常は機械を使います。
 中には、手で摘む場合もあります。
 これを「ハンドピック」と言います。

 機械で摘むよりも、時間がかかります。
 手で摘む方が、ダウンをいためず、
 良質なダウンボールを採取できます。

以上の事から、ハンドピックは、機械摘みより
少し高価になりますね。

●羽毛の洗浄***********************************************
 羽毛は、原産国で摘まれ、洗浄されます。

 さらに、国内で洗浄された、清潔なものには
 WASHED IN JAPAN(国内洗浄羽毛使用)マークが記されます。

 中には、原産国から輸入したまま、
 充填する、粗悪品もございます。

 悪臭や、ダニの発生、カビの被害に合う場合があります。
 日本国内の洗浄マークを、確認した方がよろしいでしょう。

●ピュアオゾン加工******************************************
 羽毛は、もともとは生き物のハネ。
 羽毛には、微生物がついています。

 国内での洗浄の他に、さらに以下の加工を施します。

 オゾンを用いて、羽毛中の微生物を殺菌し、
 悪臭の主な原因である、硫化水素を分解するオゾン加工をすると
 抗菌・防カビに大変優れた効果があります。

 この加工が施されると、
 ピュアオゾン加工済みと、記されます。

●GFマーク*************************************************
 GFマークは、全日本寝具寝装品協会の厳しい審査を受け、
 布団の名称・素材・取扱い方法等、
 統一表示基準に適合した商品だけに、付けられる信頼のマークです。

●側生地と、縫製********************************************
 羽毛は、ダニがわかないように、しっかり殺菌されます。
 しかし、側生地や、縫製が悪いとダニが入り込む為、
 生地や縫製にも、注意が必要ですね。

 安価な羽毛布団の側生地の中には、
 ガワガワざわざわ…という、ノイズがあるものがあります。

 品質が良いとされているものの側生地には、
 シルクを使ったもの、
 超長綿を使ったもの、
 髪の毛の1/100ほどの細い繊維、マイクロファイバーをつかったもの
 などがあり、それらにはノイズは、ほとんどありません。

 超長綿とは、原綿の状態で、繊維の長さが35mm以上のもので、
 仕上がった生地は、なめらかで、肌触りがとてもよいのが特徴です。
 マザーグースクラスの羽毛布団に使われる事が多いです。

 しなやかな生地を用いた場合、
 布団はしっかり、身体に沿うようにフィットし、
 体温が、羽毛に伝わります。
 そうすることにより、ダウンボールの、温度調節機能が
 最大限に、生かされるのです。

 縫製後の針穴から、羽毛が飛び出たり、ダニが入り込まない為にも、
 羽毛布団には、特別な縫製方法であることも必要です。

 できれば、国内の縫製、国産品を選びたいものです。

●立体縫製**************************************************
 羽毛布団は羽毛が、偏らないように、キルト仕立てになっています。
 その、キルトは、立体縫製になっている物が多く、
 羽毛が詰められた部屋が、立体になります。
 となりどおしの、羽毛の温度が、伝わりやすくなるのです。

 また、2枚1セットになっている、
 オールシーズン用の、羽毛布団のなかには、
 2枚のキルト位置をずらしてあり、
 2枚をつけた状態で使用する、寒い冬には、
 保温効果を、最大限利用できる仕組みになっている物もあります。

明日は、TERRAオススメの
羽毛布団をご紹介しますね!

布団の選び方1

明日は、2月10日。
そのゴロから、「ふとんの日」と呼ばれています。

そこで、今日と明日で
「羽毛布団と選び方」について
お話したいと思います。

まず、通常羽毛布団と呼ばれているものの
中身のお話から。

●ダウンと、スモールフェザー ********************************
 ダウンとは、鳥のむねのあたりの、ふわふわの毛です。
 鳥の種類、成長によって、大きさが違います。

 スモールフェザーは、羽の形をしたごく小さいもの。
 芯がありますが、小さいので、かたくはありません。

この、ダウンとフェザーの割合が、布団には表記されております。
ダウン率が50%を割ると、羽毛布団と呼べなくなり、
ハネ布団と呼ばれます。

ダウンは、その丸いカタチの通り、ダウンボールとも呼ばれ
寒い時には、広がり、
あたたかい時には、縮み、空気の流れを調節します。
ダウンボールが大きい物ほど、
その機能も有効で、高品質とされます。

この作用のおかげで、鳥も、私たちも
快適な温度を保てるんですね♪

●ダックと、グース *****************************************
 ダックは、アヒル。
 グースは、ガチョウ。

前を歩く、小さい方がダック:アヒル。
後の大きい方が、グース:ガチョウです。

ダック:アヒルは、ほとんどが食用のために育てられ、
若いうちに、精肉されます。

その時の、副産物として、羽毛が採取されます。
若いうちの羽なので、成長しきっておらず、小さいのです。

そもそも、グース:ガチョウの方が、アヒルより大きいので、
ダウンボールも大きくなります。

グースも、食用のものは、
アヒルと同じく若いうちに、採取される事になります。

同じグースでも、卵を産む事を目的に
しっかり成熟するまで育てられるのが、マザーグース。

このマザーグースのダウンボールが、
成熟して一番大きく、良いものとされています。

また、グース、ダック共に
シルバー種とホワイト種があります。

ホワイト種のほうが、人気のようです。

グースという記載が無い場合、
ダックの羽毛を使っています。

●鳥の出身地 **********************************************
 羽毛布団の、羽毛は主に中国、ハンガリー、ポーランドなどから
 輸入されます。

 品質的には、やはり、ハンガリー、ポーランド等の
 ヨーローッパ製をオススメします。

 そして、寒冷地ほど羽毛が発達するため、
 寒い国で育った方が、高品質と言えるでしょう。

 ダウンボールの大きさや、その毛の量が品質の違いです。

この、品質の差は、「かさ高」を調べると、確かめられます。

かさ高とは:
30グラムの羽毛を、筒状の計測器にいれて
規定のおもりを、のせます。
一定時間の後、底から何㎜の厚さになっているか、を測り
平均値を、その羽毛のかさ高といいます。
その数値は、商品に表示されています。

その数値が高いものほど、高品質と言えます。

日本羽毛寝具製造共同組合に、その品質を認められたものには
ゴールドマークが、記されます。

・プレミアムゴールドラベル
  かさ高180mm以上のもの

・ロイヤルゴールドラベル
  かさ高165mm以上のもの

・エクセルゴールドラベル
  かさ高145mm以上のもの

・ニューゴールドラベル
  かさ高120mm以上のもの

ラベルも、品質を見極めるヒントになると思います。
かさ高は、ダウンよりフェザーの方が大きいので、
ダウン率も同時に、確認しましょう。

羽毛布団を選ぶときには、
鳥の種類、原産地、ダウン率、かさ高を
総合的に、評価してみましょう。

明日は、羽毛布団の加工方法から見た
羽毛布団の選び方について、お話します。

木目の美しさと、木材の魅力

昨今人気の、木材。
ブラックウォールナット。

着色した、ウォールナット材もありますが、
こちらは、正真正銘ブラックなのは天然の色。

そして、使うにつれ、さらに艶やかな、味わい深い色に変化します。

長い間、家族のように一緒に暮らすには
成長を見守りたくなるような、こんな木材はいかがでしょうか?

こちらは、ぐっと印象的なアイテム。

マホガニーの器?
花器にしたり、そのままオブジェとしても…。

世界に二つと無い、自然の造形に
感動と、感謝の気持ちが、わいてきます。

よい木材から、よい家具が生まれて来るのですね。

「EIRI IWAKURA CHAIR COLLECTION」

ROCK STONE

ショップオープン記念企画
「EIRI IWAKURA CHAIR COLLECTION」
展示期間 2008年12月5日(金)~28日(日)

12月28日までの、期間限定企画です。
家具デザイナー「岩倉 榮利」氏の世界を
実際に、手に触れて感じられる、この機会を、お見逃しなく!

「EIRI IWAKURA CHAIR COLLECTION」

場所:札幌ファニシング ショールーム「TERRA」1階ロビー

主催:札幌ファニシング㈱   監修:㈱岩倉榮利造形開発研究所 
協力:㈱ロックストーン / 彩工房  協賛:インテリア産業協会